皆さんこんにちは。浅井隆です。
本当に激動の時代に入ってきました。
ベネズエラに続いてイランへの攻撃から2ヵ月以上経ちましたが、ホルムズ海峡は封鎖されたままです。
いつかは解消されるのでしょうが、これがあと1ヵ月続くと大変なことになります。
現在、原油だけではなく、ナフサにも供給懸念があります。
また、あの地域ではアルミニウムや肥料の原料となる尿素などを大量に作っています。
それらが届かなければ、インフレが進み物価上昇、そしていろいろなものの供給がストップします。
最悪、食料危機という大変なパニックになるわけです。
ここで、激動の時代を大きな歴史の流れで見てみます。
私が前から申し上げている「800年周期」です。
800年周期とは、東洋と西洋が800年毎に逆転しながら歴史が進むという、
村山節先生がかつて発見した大変な学説です。
この学説では、東洋と西洋が逆転してぶつかる(交差点)あたりの100年間は、
文明の消滅、帝国の崩壊、それから巨大戦争、民族大移動、天変地異、
これらが連なって現れる大変な時代になっているのです。
そして、ちょうど今まさに西洋が没落しつつあり、東洋が出てくる交差点にいる状態で、
さらに「覇権の移行期」にもあたります。
覇権が移行する時期は、いわば「世界の警察官」がいなくなるわけですから、
世界中が勝手なことをする大変な時代となります。
この800年周期を軸にヨーロッパを見ますと、まず十字軍戦争の戦利品を持ち帰り、
それにより文明や情報が西洋に伝わります。
これがイスラム地域からベネチアへの巨大な貿易航路になります。
そして東洋の時代が終わり、イスラムからイタリアに東洋の影響が入り、ルネサンスが始まるのです。
ベネチアとフィレンツェとジェノバ、フィレンツェには銀行ができ、
ジェノバは反対側の港として機能します。
この3つが重なって巨大な富を集め、ルネサンスが開花します。
それを見ていたスペインやポルトガルが、「あいつらだけに儲けさせてたまるか」と、別の航路を探しました。
西へ行けば必ずインドに着くと考えたコロンブスは、西に向かいアメリカ大陸を発見しました。
最初は大陸ではなく小さな島を見つけ、そこにいた先住民の肌が黒かったため
インド人だと思い込み、「インディアン」という名前を付けたわけです。
ポルトガルやスペインは世界中に商船団と軍艦を派遣し、交易だけでなく植民地化していきます。
その後、スペインの植民地であったオランダ、次はオランダと同盟関係にあるイギリス、
最後にアメリカへと覇権が移り行きます。これが、800年間のヨーロッパの力の流れです。
|