みなさん こんにちは。浅井隆です。
東日本大震災から一年が経ち、日本をめぐる状況は刻々と変化しています。
ついに日本の貿易収支は赤字に転落しました。原油価格の高騰に加え、国内の原発停止によって燃料の輸入高が大きく膨らんだこともその要因ですが、円高による輸出産業の価格競争力低下、少子高齢化による消費の低迷など慢性的な問題が大きく影響しています。今後、貿易赤字の慢性化は避けられないと予想されます。
一方、目先では不思議なことに株価は上昇し、円高は一服しています。欧州危機が一服し、アメリカの金融緩和により景気の上昇期待が高まったことなどが原因と考えられます。このような時期は根拠のない楽観をするのではなく、むしろこれから起こるとんでもない事態に備え、いかに生き残るかを真剣に考える格好の時期ととらえるべきです。
では、私たちはこの激動の時代を生き抜くためにどのようなことを考えていけばよいのでしょうか。
私は今、「巨大な4つの波」に注目しています。
1つ目は、私が以前から注目している「文明の800年周期」という波です。
800年周期説によれば21世紀は東西文明の交代期に当たります。過去、文明の交代期には必ず激動と大混乱がおきており、今世紀も過去の歴史と同様に激動と大混乱の時代となるでしょう。それを裏付けるように、2000年代に入って同時多発テロ、インド洋大津波、金融危機、そして欧州危機と、立て続けに世界を揺るがす事件が起きています。今や資本主義すら終焉しかねないような事態が到来しているのです。
2つ目は、「覇権の移行」です。
これは、超大国アメリカの凋落と中国の台頭という形で現実のものになりつつあります。そして、覇権の移行期には必ず大混乱が訪れるのです。前回の覇権の移行は20世紀初頭、大英帝国の没落とアメリカの台頭でした。この時には二回の世界大戦と世界恐慌という、とんでもないことが起きています。
今回についても、世界恐慌と大規模紛争、最悪の場合は第三次世界大戦という事態も想定されます。既にその火種はイスラエルとイランの問題として顕在化しており、予断を許さない状況です。
3つ目は「人類活動の限界」です。
20世紀以降の人口爆発により、70億人となった現在、食糧問題は極めて深刻です。また、地球温暖化、環境汚染を含め人類の存亡にかかわるようなことが起こる可能性もあります。
さらに4つ目は、「天変地異の到来」です。
現在、日本では1100年ぶりの天変地異がまさに起こりつつあります。869年の貞観大地震のときは、これと時を前後してスマトラ地震、東南海地震、富士山噴火がありました。今回は既にスマトラ地震と東日本大震災が起きており、残る東南海地震と富士山噴火も近い将来に極めて高い可能性で起こるでしょう。
これら4つの「巨大な波」の他にもまだあります。日本は現在多額の借金を抱えています。このまま行けば数年以内にも「日本国破産」というとんでもない事態になる可能性があります。あるいは「東南海地震」もしくは「富士山噴火」をきっかけにしてさらに借金が膨らみ、さらにひどい事態をもたらすことも考えられます。

浅井 隆
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