天国と地獄
 

2023年10月18日更新

第230回 健康について<その2>

前々号(第228号)の続きです。
私が健康長寿に向けてやっていることは、第228号で上げたこと以外にもあります。
まずは「温熱療法」です。
ご存じかもしれませんが、私は毎日2時間「若天」というサプリや施術を提供する会社で
温熱療法(以下、温熱)を受けています。私の健康の維持には欠かせないものです。
真夏など、温熱を受けるのは暑くて苦しい時もあるのですが、
これによって全身の血流が良くなり、解毒作用が期待できます。
温熱療法は、みなさんもぜひ一度は試された方が良いと思います。
身体に温熱を注入して血行を良くして、
コリを取り去ることをはじめ、
難病といわれる病を克服した人もいる。
横になって、リラックスした
服装で受けるとなお良い。

また、良質なサプリメントを取ることも欠かさず行なっています。
医薬品の多くは合成された化学物質がもとになっており、
病状の回復には役立つかもしれませんがもともと人体にとっては毒なので、
本来は身体に良いものではありません。
しかし、自然の物から抽出した高品質のサプリメントは、
じっくりとですが免疫力を上げて体に良い影響をもたらします。
みなさんも、そうした物を飲まれた方が良いと思います。

私が飲んでいるサプリメントはいくつかありますが、
その中のひとつである「スーパー125」という
「高品質トランスレスベラトロール」のサプリは、
アンチエイジングケアに非常に良好な効果が期待できます。
また、私の父親が数年前に認知症になった際、なにか良いサプリはないかと探したところ、
“ホヤの肝”のエキスを凝縮したサプリに出会いました。
ホヤには、認知症の予防や改善に効果が期待される成分が多く含まれています。
私は、良質なホヤの産地である東北地方の三陸海岸産のものから作られた
サプリを愛用しているのですが、実際に試してみてびっくりしました。
父親に飲ませるものなので、まずは自分で試したわけですが、
健康な私でも記憶力がどんどん良くなり、目が非常によく見えるようになったのです。
50歳以上の方には必要なサプリです。

そして、サプリメントではないですが、水にもこだわっています。
水は人間の体の7割以上を占めるものですので、本当に大事ですね。
水道水は確かに無害かもしれませんし、
特に東京都など水道水がそのままペットボトルになって販売されているほどですが、
ただそれだけで良質というわけではないのです。
人間の健康を維持するには、さらにそこに良い成分が入っていることが重要です。
中でも、“天然ケイ素”が入った水は非常に貴重で、
私はわざわざニュージーランドからその水を取り寄せて毎日飲んでいます。
この水も「キウイ ピュア」という名前で
若天(℡:03-5282-2575)で販売していますので、ぜひ一度飲んでみて下さい。

こうした温熱療法、サプリメント、水は以前から積極的に利用し、
また私の会員さんに紹介してきましたが、
最近ではさらに「培養上清」と「幹細胞治療」というものにも取り組んでいます。

数年前にそういう新しい医療分野が実際に実用段階に入ったと知り、
またその時初めて「幹細胞」という言葉を知りました。
「幹細胞」とは、人間が生命として誕生する時、
つまり母親のお腹の中で父親の精子と母親の卵子が合体して最初の細胞が出来、
それがいくつかに分裂した時に出来る細胞です。

この幹細胞とはどのようなものかというと、どんなものにも変わることが出来る細胞で、
脳の細胞にもなるし、手足の細胞にもなれるのです。
人間の体内には必ず幹細胞があり、そのためにたとえば多少の怪我などはすぐ治るのです。
指の先が1ミリ2ミリ切れてしまっても、再生しますよね。
関節から指ごと切れてしまった場合は、早期に縫合手術をする以外に再生しませんが、
多少の傷なら治ります。
それは、この幹細胞がダメージを受けている細胞のところに行って治しているためです。

私が幹細胞というものを初めて知ったのは、
確か「NHKスペシャル」の番組だったと思います。
その内容は、札幌医科大学が行なってきた骨髄由来の間葉系幹細胞による脊髄損傷治療の治験に
NHKが3年間密着したものでした。
人間の運動機能を司るもっとも重要な部位が脊椎です。
現代の医学では、事故などで脊髄を激しく損傷した場合、
どんなにリハビリを頑張っても完治は難しく、寝たきりのままというがほとんどです。
それが、幹細胞によって治療できたというのですから衝撃です。

番組では、首から下がマヒしてほとんど動けなくなってしまった患者さんが、
骨髄由来の間葉系幹細胞治療によって杖なしで歩けるまでに回復したり、
自力の呼吸も難しかった患者さんが奥さんの手料理を食べられるようになったりと、
著しい治療効果があったことが紹介されました。
幹細胞再生医療の実用化は、多くの人々に希望を与える感動的なものと言えるでしょう。

さて、その幹細胞再生医療ですが、本人の脊髄から幹細胞を抜き、
その細胞をひと月かけて培養し、その後本人に戻すというものです。
番組では、この施術を受けた人の8割が数ヵ月以内になんらかの効果を確認することが出来、
中には、車の運転までできるようになった人もいました。

先ほど、幹細胞は体に入ると何にでも変わるとお話ししましたが、
実は幹細胞の有能さはそれだけにとどまりません。
体内の悪い所を見つけ出し、血液に乗って集まる性質があるのです(ホーミング効果)。
番組の例では、損傷した脊椎に幹細胞が集まって神経細胞に変化し、
そこに新しい神経を作ってしまったのです。
今までの治療では100%、無理だったことです。
これによって、脊椎損傷でも歩けるようになるまでの回復を期待できるようになりました。
もちろん、全員が治るというものではなく、
また損傷の仕方や損傷からの経過時間などにもよるようですが、
それでも画期的というべき治療法でしょう。

幹細胞治療は、現在の日本でも実際に受けることはできます。
ただ、費用はかなり高額になります。
医療機関によって施術内容も異なり、また少なくとも1回300~400万円程度はします。
多くの人には相当ハードルが高いものですね。

しかし、この幹細胞治療に付随した面白い技術・施術があります。
それは「培養上清治療」というもので、
幹細胞を培養する際にできる培養液の中で一番濃い上清の部分を投与する治療法です。
投与するのが細胞ではないため、本人の細胞を培養した上清液でなくても投与でき、
また自分の細胞を摘出する必要がないので、かなりハードルは下がります。

培養上清液を精製するには、なるべく若い人の細胞が良いと言われます。
私が通っているクリニックでは、6歳くらいの子供から抜けた歯を集め、
その歯髄を取って培養しています。
乳歯の歯髄は培養上清液を精製するのに好適とされ、
私もこれを2週間に1回受けています。
果たしてその効果ですが、これがものすごい“若返り効果”を実感しています。

保険適用ではないため、一般の医療に比べればやはり高額ですが、
幹細胞治療よりはるかに安価ですので、
お金に余裕がある方は一度、このアンチエイジングの最先端技術を受けてみることをお勧めします。
参考までですが、培養上清の費用は幹細胞治療と比べて10分の1くらいの値段です
(クリニックやどのくらいの量を入れるのかによって大きく変わります)。
これらのサプリ・水・温熱・培養上清に関してご興味のある方は、
株式会社 第二海援隊までお問い合わせ下さい(℡:03-3291-6106)。

本来、私は母方の家系の遺伝子から50~60歳くらいで死ぬだろうと思われた身体でした。
しかし、そこからいろいろな方法を駆使して身体に必要な良いものを補ったおかげで
いまも大病一つせず元気そのものですし、
おそらく85歳くらいまでは十分に長生きできると思います。

それでも油断せず、日々必死に努力を続けています。
健康の維持には、どうしても知識と多少のコスト、そして時間をかける必要があります。
日々の工夫を怠らず、健康で長生きしていろんなことに取り組んで行く、
これは人間にとってとても重要なことだと思います。
皆さんも、ぜひご自身の健康づくりのために頑張って下さい。

 
治療法は日進月歩で進んでいる。
長寿(健康)は、努力で得られる時代になっているのだ。
(2020年1月 東京・青山にて培養上清液の点滴を受ける)