天国と地獄
 

2023年2月1日更新

第213回 臨時特別号「激動の国家破産時代が始まった!」

皆さん、こんにちは。皆さんにお知らせしたい重大な事が起きました。
ご存じの通り、年末の12月20日に突然、日銀が政策の大転換をしました。
これまで、金利をひたすら下げ、一部マイナス金利まであり、
そして国債を買いまくって市場を抑えつけていた日銀でしたが、
実質的に金利を上げ、異次元緩和の一部を解除したのです。
しかも、突然の発表ということで市場もこれによって大きなショックを受け、
急激な円高、株価暴落、金利急上昇という大波乱の展開となりました。

今回の、この突然の発表によって日本は今後、今までと全く違う時代に入りました。
つまり、バブル崩壊後の景気が悪くなる中で延々と続いていた、
政府が借金をし続けて民間経済を支え、日銀が金利を下げ、
国債を買いまくるということが、いよいよ難しくなり始めたのです。
逆に言えば、私が前から警告している「国家破産」が徐々に近づいているという、
その大きなひとつの証拠が出てきたと言えると思います。

ただ、残念ながら一般の人は、こういうことが起きても単に
「日銀が少し金利を上げるだけ」くらいにしか思っていないかもしれません。
ゼロ金利、あるいはマイナス金利に慣れきった日本にとって、
実はこれはとんでもない出来事なのです。

もともと世界最大の借金を抱える日本国政府は、これから国債費つまり国債の償還と
利払いのためのお金(今は20数兆円ある)が徐々に増えて行くわけです。
そして、今後さらに外国人が日本国債を売り浴びせて金利が上がるようなことになれば、
日銀の銀行、金融システムに大きな影響が出てくるわけです。

そして、日本国債は現在「シングルA」とぎりぎり「Aランク」の格付けを保っていますが、
「トリプルB」という「Bランク」に落ちた場合は、
世界中の銀行が日銀に対してドルの決済の口座を閉じたり、枠を縮小することになります。
そうなると、日本の銀行が海外の銀行と取引する際に
ドルをなかなか調達しづらくなるのです。
その結果、トヨタを含む海外で事業展開をしている日本企業は、
大変な事態に遭遇することになります。

そうした危機的状況に向かっている今、
私たち一般国民はそろそろ国家破産に向けて準備をしなければなりません。
それともうひとつ言えることは、今回の日銀の突然の発表で
教訓としてわかったことは、「政府は突然やる」ということです。
預金封鎖などの徳政令も「ある日突然やってくる」ということを、
私たち国民は肝に銘じなければいけません。

そこで、今回の結論を三つ言います。
一番目は、「日銀でも市場には逆らえなかった」ということ。
外資系の売り圧力に対して市場が歪み、
このまま放置しておくともっと大変なことになってしまうため逆らえなかったのです。

二番目は、「国家破産に向けての号砲がついに鳴った」ということです。
数年以内にとんでもないことが起き、金利が徐々に上がって行き、
日本国が破産状態に突き進んで行くことでしょう。

三番目は、金利が上がってきたことによって一時的に円高がやってきているわけですが、
「この一時的円高を逆手に取り、最後の準備をしろ」ということです。
具体的には、さらなるドル資産への転換、つまり
「ドル建ての海外ファンド」の購入、
国家破産時に没収の対象となる可能性が高い金(ゴールド)の代わりとなる
「『ダイヤモンド』を資産の10%以上保有すること」がぜひ必要となってきます
(ダイヤモンドを安く買いたいという方は第二海援隊の『ダイヤモンド投資情報センター』
TEL:03-3291-6106 担当:大津)までお問い合わせください)。

どちらにしても、今回のことから「激動の国家破産時代が始まった」
ということが明白になりました。
皆さんも心して準備して頂き、そろそろ覚悟を決めるべき時が来たことを
声高に宣言したいと思います。

昨年末、改めて京都にある坂本龍馬のお墓参りに
行ってきたが、これから私たちを襲うであろう出来事は、
明治維新を「瓦解」と書いた夏目漱石や
そう呼んだ江戸(東京)の庶民の感覚に近い
大惨事となるかもしれない。
皆さんも覚悟をし、準備していただきたい。
(2022年12月 京都市東山区にて)