天国と地獄
 

2018年5月7日更新

第56回 時代に合わせて資産防衛の手段も変える

 

ここに1枚の図があります。
これは何かと言いますと、世界各国の「家計債務」、
つまり個人が背負っている借金を表わしたものです。
これを見ると、今、個人の借金が多い国は
オーストラリア、ニュージーランド、カナダであることがわかります。
図の縦軸が家計債務累積の対GDP比を、
横軸がこの3年間にどのくらい家計債務が増えたかを示しています。
どちらにしても、右上にあるほどひどい状況にあります。
赤字で書いてあるのは経常赤字を示していますから、
右上にあってしかも赤字だと最悪なのです。
一番ひどいのはオーストラリア、次がカナダ、その次がニュージーランドの順です。
この3ヵ国は今、世界をウォッチしているハゲタカ的な巨大ファンドや、
カイル・バスなどの投資家から
「もうすぐバブルが崩壊して、大変なこととなる可能性が高い」と言われています。

そう、いよいよこのような国々のバブルが崩壊寸前で、
しかも米中が貿易戦争を始めようとしています。
中国は、前から言っている通り不良債権がどんどん溜ってきており、
おそらく習近平が今一番恐れているのは自国の不良債権問題だと思います。
今まで、独裁で中央銀行に財政出動させて、
不動産もコントロールしてきたわけですが、
いよいよにっちもさっちも行かなくなるのが来年から再来年だろうと思います。
まずオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの不動産バブルがはじけて、
そこを米中の貿易戦争が足を引っ張り、下手をすれば最後は中国経済が飛んでしまう……
こうなったらもう、世界恐慌ですね。

ですから、2月上旬に株価が急落し、
そして今日(3月23日)も日経平均が前場で700円下がっていますが、これはその前兆です。
早ければ今年の後半、可能性が高いのはさ来年ですが、
世界の株はとんでもない暴落モードに入っていることでしょう。
日本の株も同様です。
世界の不動産も大きく下がり始め、もちろん日本の不動産も下がると思います。
そして、2020年頃にはオリンピックどころではなく、
大恐慌の時代に入って日本の税収は大きく減り、アベノミクスも崩壊し、
景気のトレンドも下落方向に向かって、大変な時代が始まります。
その後には、いよいよ日本の国家破産がやって来るというわけです。

私は最近、そんな時代に向けて資産防衛のやり方を変えはじめました。
どういうことかと言いますと、今まで私は国家破産対策として
①海外ファンド+海外の銀行口座を持つ、②金(ゴールド)を持つ、
③米ドルの現金を持つようにと言ってきました。
しかし、これだけでは足りないと思いはじめました。
というのも、今回の財務省の一連の出来事とその対応を見ていてもわかるように、
財務省は腐敗している上に当事者能力があるとは思えません。
セクハラ問題を見るまでもなく、昔のように毅然とした真の官僚もいないし、
忖度して首相のご機嫌ばかりを伺い自分の出世しか考えない役人ばかりです。
彼らの姿を見ていると、もし国が破産しても誰も責任を取らないだろうと思われます。

このことからもわかるように、国にはもう、国民の財産を奪うしか残された道はありません。
財産という面で、金(ゴールド)は購入者がわかりますので
捕捉され没収されてしまうかもしれません。
そこで、資産防衛の次なる手段としてダイヤモンドに着目しています。

ただし、ダイヤモンドには大変な問題があります。
それは、業者間の取引価格と比べると大変高い値段で買わされてしまうということです。
つまり、皆さんは業者間価格から見るとデパートでは約4倍もの価格で買わされているのです。
たとえば、デパートで1カラットの質の良いダイヤを買ったとしましょう。
もし翌日、それをどこかで売ろうとしたら価格は5分の1位です。
500万円で購入したダイヤが、100万円位でしか売れないのです。
これでは資産として持つ意味がありません。

そこで、業者間価格より少し上の価格で購入できて、
翌日売ったとしてもその7割~8割にはなるというシステムを、
私は上場企業と組んで作りました。
これによって、ダイヤモンドは資産防衛の手段としても使え、
海外にも簡単に持って行くことができ、どこでも売れるという武器になります。

私の作ったシステムを使えば、本当に安くて良いダイヤモンドが買えます。
資産防衛のためではなく、単に宝飾品として指輪などを買いたいと希望される方にも、
同様に購入していただけます。
ルース(カットずみの石)を買って指輪やネックレスなどに加工するのも、
デザインにもよりますが10万円から20万円もあれば可能です。
高級ジュエリー店並みのダイヤモンドジュエリーを、
お手頃価格でお手にされたい方にも最適です。

さらに耳寄りな情報があります。
これから大動乱の時代が来る――株が下がり、為替も動く――のであれば、
株、為替、日本国債の動向をみながら、
そのトレンドを逆手にとって一緒に資産を10倍にしましょう!
という投資クラブ、「日米成長株投資クラブ」を作りました。
これは他の資産防衛の手段とは違い、
攻撃型の資産を大きく殖やすためのクラブです。
こちらもぜひ、注目して下さい。

このように、私も時代に合わせて様々な新しいシステムを考えています。
今後もいろいろな本を出版して行きますが、
特に昨年12月に発刊した
「有事資産防衛 金か? ダイヤか?」(第二海援隊刊)という本を読んでいただきながら、
今後の「恐慌経由国家破産」という時代の中で皆さんの財産を生き残らせ、
老後資金を守って明るい老後を迎えていただきたいと願っております。

ご一緒に頑張って行きたいと思いますので、
ぜひ私が主催しているクラブにも入会していただきたいと思います。
まずは、「経済トレンドレポート」会員になってみて下さい。
年会費32,000円で10日に1回、郵送かFAXでレポートをお手元にお届けします。
国家破産に関する警報も出します。
そして、可能であれば「ロイヤル資産クラブ」「自分年金クラブ」、
そして今ご紹介した「日米成長株投資クラブ」に入会していただいて、
共に財産を保全しながら明るい将来を見据えて行きたいと思います
(連絡先代表電話:03-3291-6106)。

 

今まではダイヤモンドを使って
資産保全をするなど、
無理だと思われていた。
しかし、現物資産には強味もある。
時代に合わせて資産保全の
手段も変えていくことが大切だ。

(東京・御茶ノ水
   第二海援隊オフィスにて 2018年3月)